術後疼痛管理チーム加算 100点(1日につき、3日限度)
術後患者に対する質の高い疼痛管理を推進する観点から、多職種で構成される「術後疼痛管理チーム」による疼痛管理を評価した新設の加算です。
マスク又は気管内挿管による閉鎖循環式全身麻酔を受けた患者で、手術後に継続した硬膜外麻酔後における局所麻酔剤の持続的注入、神経ブロックにおける麻酔剤の持続的注入又は麻薬を静脈内注射により投与している患者(覚醒下のものに限る)に対して、術後疼痛管理チームが必要な疼痛管理を行った場合に、手術翌日から3日を限度に算定できます。
【主な施設基準】
- 麻酔科を標榜する医療機関である
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以下の3名以上から構成される「術後疼痛管理チーム」が設置されている
- ア.常勤の麻酔科医
- イ.所定の研修を修了した専任看護師(年間200症例以上の麻酔管理を行っている医療機関で手術室又は周術期管理センター等の勤務経験2年以上)
- ウ.所定の研修を修了した専任薬剤師(薬剤師の勤務経験5年以上、かつ、うち2年以上が周術期関連)ア~ウのほか、所定の研修を修了した臨床工学技士(手術室、周術期管理センター又は集中治療部門の勤務経験3年以上)の配置が望ましい
- 術後疼痛管理チームが組織上明確に位置づけられている
- 算定対象となる病棟の見やすい場所に術後疼痛管理チームによる診療が行われている旨の掲示をするなど、患者に対して必要な情報提供がなされている