レミケード安全性情報

レミケード®点滴静注用100 安全性情報

乾癬
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特定使用成績調査(全例調査)の報告(再審査時評価資料)
6. まとめ
  1. 特定使用成績調査の副作用発現率は22.51%(172/764例)であり、主な副作用は「感染症および寄生虫症(帯状疱疹、蜂巣炎等)」、「皮膚および皮下組織障害(そう痒症、蕁麻疹等)」、「傷害、中毒および処置合併症(注入に伴う反応)」でした。
  2. 重篤な副作用発現率は6.94%(53/764例)であり、主な重篤な副作用は「感染症および寄生虫症(蜂巣炎、細菌性肺炎等)」、「一般・全身障害および投与部位の状態(発熱、倦怠感)」でした。
  3. 死亡例は4例(結腸癌/肝転移/肺転移、貪食細胞性組織球症、小脳出血、誤嚥性肺炎)でした。このうち「小脳出血」、「誤嚥性肺炎」の2例および「肝転移/肺転移」はレミケードとの因果関係が否定されました。
  4. 追跡調査2年間における悪性腫瘍の発現率(因果関係が否定された事象も含む)は1.70%(13/764例)でした。主に発現した悪性腫瘍は「胃癌」、「膀胱癌」、「結腸癌」が各2例で種類に偏りは認められませんでした。このうちレミケードとの因果関係が否定できないものは12例、発現率は1.57%(12/764例)でした。
    全国がん罹患モニタリング集計(MCIJ: Monitoring of Cancer Incidence in Japan) を一般集団での悪性腫瘍発現状況として用い、性別、年齢で調整した標準化罹患比(SIR: Standardized Incidence Rate)を求めたところ、本調査におけるSIRは1.6(0.89-2.81)でした。統計的に差はないものの、一般集団に比べやや高い傾向が認められました。
  5. 最終評価時点の全般改善度において有効率(消失+改善)は88.0%でした。診断病型別の有効率は、いずれの診断病型でも80%を超える有効性が認められました。
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    特定使用成績調査(全例調査)の報告
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      重要な副作用発現状況
      有効性
    6 まとめ

掲載している情報は、取材時もしくは掲載時のものです。

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