レミケード®点滴静注用100 安全性情報

関節リウマチ
用語集
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6.まとめ
  1. 副作用発現率は24.59%(1,850/7,522例)であり、主な副作用は、「感染症および寄生虫症(肺炎、帯状疱疹等)」、「皮膚および皮下組織障害(発疹、蕁麻疹等)」、「全身障害および投与局所様態(発熱、倦怠感等)」でした。
  2. 重篤な副作用発現率は5.30%(399/7,522例)であり、主な重篤な副作用は、「感染症および寄生虫症(肺炎、ニューモシスティスジロヴェシ肺炎等)」、「呼吸器、胸郭および縦隔障害(間質性肺疾患、胸水等)」の順でした。
  3. 投与時反応の発現率は9.08%(683/7,522例)、重篤な投与時反応の発現率は0.44%(33/7,522例)でした。
  4. 結核の発現率は0.32%(24/7,522例)でした。いずれも抗結核薬の予防投与が行われていませんでした。
  5. 重要な呼吸器疾患の発現状況は、肺炎1.90%(143/7,522例)、ニューモシスティスジロヴェシ肺炎0.47%(35/7,522例)、間質性肺炎0.45%(34/7,522例)でした。
  6. 安全性集計対象症例7,522例中、死亡例は51例(本剤との因果関係のない症例も含む)でした。関節リウマチ患者の標準化死亡比(SMR ; standardized mortality ratio)は1.27~3.00 と高く、一般に比べて死亡のリスクが高い1)ことが知られていますが、使用成績調査の死亡例数を基に算出したSMRは1.98であり、国内外で報告される成績の範囲内でした。
  7. 有効率は、6、14および22週後のいずれの時点においても、90%以上を示しました。
1) 中島亜矢子: リウマチ性疾患診療における日本のエビデンス, 関節リウマチ患者の生命予後, リウマチ科41(1):1-7, 2009
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    使用成績調査(全例調査)の報告
      使用成績調査の概略
      患者背景
      副作用発現率
      重要な副作用発現状況
      有効性
    6 まとめ

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