バリキサQ&A

Q.症候性先天性サイトメガロウイルス感染症にバリキサドライシロップを投与する場合、減量して投与することはありますか?(減量基準)

A.
投与にあたって注意が必要な患者は以下の通りです。
投与中に安全性を考慮して休薬・減量を検討されることがあります。電子化された添付文書(電子添文)に減量の基準は定められていません。

<投与にあたって注意が必要な患者>1)
・白血球減少のある患者 
 本剤の投与により重篤な好中球減少が認められています。
・血小板減少(25,000/mm3以上100,000/mm3未満)のある患者 
 本剤の投与により重篤な血小板減少が認められています。
・腎機能障害患者
 腎機能障害を有する患者には、本剤投与の適否を十分に検討の上、本剤を使用する場合には、頻回に血液学的検査を行うなど、患者の状態を十分に観察し、慎重に投与してください。本剤は、主として腎臓から排泄されるため、これらの患者では、腎機能が正常な患者に比べて血中濃度が上昇し、副作用が強くあらわれるおそれがあります。
・肝機能障害患者
 肝機能障害を悪化させるおそれがあります。

電子添文に以下の記載があります。
7. 用法及び用量に関連する注意
<効能共通>
7.1 本剤投与中、好中球減少(500/mm3未満)、血小板減少(25,000/mm3未満)又はヘモグロビン減少(8g/dL未満)等、著しい骨髄抑制が認められた場合は、骨髄機能が回復するまで休薬すること。これより軽度の好中球減少(500~1,000/mm3)及び血小板減少(25,000~50,000/mm3)の場合は減量すること。
7.2 腎障害のある患者、腎機能の低下している患者では、消失半減期が延長されるので、血清クレアチニン及びクレアチニンクリアランスに注意すること。
参考資料: 1) 適正使用ガイド p3

[管理番号:17198]

※電子添文はこちらよりご覧いただけます

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