Q.肝機能障害患者へのレミケードの投与は?
A.
電子化された添付文書(電子添文)上、特に注意喚起はされていません。
投与にあたっては、患者の状態を観察しながら適宜調節をお願いいたします。
レミケードのクローン病の海外臨床試験で単回持続静脈内投与(5~20mg/kg) したとき、肝機能の指標と薬物動態パラメータの間に明確な相関は認められませんでした1)。
なお、レミケードを含む抗TNF製剤によるB型肝炎ウイルスの再活性化が報告されているため、レミケード投与に先立って、B型肝炎ウイルス感染の有無を確認してください2)。
B型肝炎ウイルスキャリアの患者(HBs抗原陽性)又は既往感染者(HBs抗原陰性、かつHBc抗体またはHBs抗体陽性)では、対応について日本肝臓学会肝臓専門医にコンサルトし、肝機能検査値や肝炎ウイルスマーカーのモニタリングを行うなど、B型肝炎ウイルスの再活性化の徴候や症状の発現に注意してください2)3)。
参考資料: |
1) |
申請資料概要(2002年01月17日) |
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2) |
電子化された添付文書 |
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3) |
B型肝炎ウイルス感染リウマチ性疾患患者への免疫抑制療法に関する提言(第4版改訂版)/2014年 |
[管理番号:15760]
※電子添文はこちらよりご覧いただけます
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