A.
高齢者への投与について、電子化された添付文書には、以下の記載があります。
8. 重要な基本的注意
〈効能共通〉
8.2 類似化合物(プロプラノロール塩酸塩)使用中の狭心症患者で急に投与を中止したとき、症状が悪化したり、心筋梗塞を起こした症例が報告されているので、休薬を要する場合は徐々に減量し、観察を十分に行うこと。また、患者に医師の指示なしに服薬を中止しないよう注意すること。狭心症以外の適用、例えば不整脈で投与する場合でも、特に高齢者においては同様の注意をすること。
9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.8 高齢者
次の点に注意し、少量から投与を開始するなど患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。
・一般に過度の降圧は好ましくないとされている。脳梗塞等がおこるおそれがある。
・徐脈等の心拍数・心リズム障害があらわれやすいので、このような症状があらわれた場合には減量又は投与を中止すること。
・休薬を要する場合は、徐々に減量する。
17. 臨床成績
17.2 製造販売後調査等
17.2.1 使用成績調査
本態性高血圧症、狭心症及び心室性期外収縮患者8,818例中、65歳以上の高齢者における副作用発現率は3.29%(97/2951例)であり、成人(15歳以上~65歳未満)のそれは2.02%(118/5848例)であった。
[管理番号:11067]
※電子添文はこちらよりご覧いただけます
[ 2024年11月 更新 ]