デノシンQ&A

Q.デノシン投与後の骨髄抑制の発現時期と対処法は?

A.
骨髄抑制の発現時期および対処法は次の通りです。

■発現時期
デノシン開発時の臨床試験における白血球減少および血小板減少の発現日までの期間1)
副作用
項目
症例数
(188例中)
発現日までの期間(日)
1~3 4~7 8~14 15~21 22~ 2クール
以降
白血球
減少
41
(22%)
5
(12%)
13
(32%)
10
(24%)
6
(15%)
6
(15%)
1
(2%)
血小板
減少
18
(10%)
3
(17%)
6
(33%)
5
(28%)
1
(6%)
3
(17%)
 

■対処法
デノシンによる骨髄抑制は可逆的なものと考えられており2)、骨髄抑制発現時の対処法として、電子化された添付文書には以下の記載があります。

7. 用法及び用量に関連する注意
7.3 本剤投与中、好中球減少(500/mm3未満)又は血小板減少(25,000/mm3未満)等、著しい骨髄抑制が認められた場合は、骨髄機能が回復するまで休薬すること。これより軽度の好中球減少(500~1,000/mm3)及び血小板減少(50,000/mm3以下)の場合は減量すること。
参考資料: 1) 正岡 徹 他:臨床とウイルス/20/1/00059~00070/1992
2) 川上 純一 他:薬事/40/4/01193~01202/1998

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[ 2024年12月 更新 ]

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