Q.高齢者へのカナリアの投与は?
A.
高齢者への投与について、電子化された添付文書には、以下の記載があります。
9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.8 高齢者
9.8.1 患者の状態を観察しながら投与すること。一般に生理機能が低下していることが多い。
9.8.2 高齢者では脱水症状(口渇等)の認知が遅れるおそれがあるので注意すること。
カナリアの有効成分のひとつであるカナグリフロジンによる尿中グルコース排泄量増加が、浸透圧利尿に伴う体液量減少を引き起こす可能性があるので、適度な水分補給を行うよう指導し、観察を十分行ってください1)。
高齢者のように特に体液量減少を起こしやすい患者においては、脱水や糖尿病性ケトアシドーシス、高浸透圧高血糖症候群、脳梗塞を含む血栓・塞栓症等の発現に注意してください1)。
参考資料: |
1) |
インタビューフォーム Ⅷ.安全性(使用上の注意等)に関する項目 5.重要な基本的注意とその理由 |
[管理番号:14115]
※電子添文はこちらよりご覧いただけます
[ 2024年10月 更新 ]
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