薬剤調製料新

これまでの「調剤料」で評価されていた薬剤師業務のうち、薬剤の調製や取りそろえ、監査などの業務を評価しています。

これまでの調剤料では、内服薬の調剤は日数に応じた段階的な評価でしたが、薬剤調製料では一律の評価となっています。内服薬以外の浸煎薬、湯薬、注射薬、外用薬の点数や取り扱いは変更ありません。

また、調剤料の加算だった「一包化加算」は、外来服薬支援料で評価されることになりました。

【薬剤調製料の点数】

【薬剤調製料の加算】

項目	算定回数・要件等			点数
嚥下困難者用製剤加算	処方箋受付1回につき			80点
無菌製剤処理加算（1日につき）	中心静脈栄養法用輸液		6歳以上	69点
	中心静脈栄養法用輸液		6歳未満	137点
	抗悪性腫瘍剤		6歳以上	79点
	抗悪性腫瘍剤		6歳未満	147点
	麻薬		6歳以上	69点
	麻薬		6歳未満	137点
麻薬加算	1調剤につき			70点
向精神薬・覚醒剤原料・毒薬加算	1調剤につき			8点
時間外加算^※	開局時間以外で6時～8時、18時～22時に調剤			100％
休日加算^※	開局日以外で日・祝日、12月29～31日、1月2・3日に調剤			140％
深夜加算^※	開局時間以外で22時～翌6時に調剤			200％
夜間・休日等加算 (処方箋受付1回につき)	開局時間内の19時（土曜日は13時）～翌8時又は休日に調剤			40点
自家製剤加算（予製剤による場合又は錠剤を分割する場合は各点数の20％で算定）	内服薬・屯服薬	錠剤、丸剤、カプセル剤、散剤、顆粒剤、エキス剤の内服薬（7日又はその端数ごと）		20点
		錠剤、丸剤、カプセル剤、散剤、顆粒剤、エキス剤の屯服薬（1調剤につき）		90点
		液剤（1調剤につき）		45点
	外用薬	錠剤、トローチ剤、軟・硬膏剤、パップ剤、リニメント剤、坐剤（1調剤につき）		90点
		点眼剤、点鼻・点耳剤、浣腸剤（1調剤につき）		75点
		液剤（1調剤につき）		45点
計量混合調剤加算（予製剤による場合は各点数の20％で算定）	液剤（1調剤につき）			35点
	散剤・顆粒剤（1調剤につき）			45点
	軟・硬膏剤1調剤につき）			80点
在宅患者調剤加算	処方箋受付1回につき			15点

※ 「調剤基本料＋薬剤調製料＋調剤管理料」を基礎額として加算。基礎額には調剤基本料の加算は含まれるが、薬剤調製料・調剤管理料の加算は無菌製剤処理加算、在宅患者調剤加算のみを含み、その他の加算は含まない。また、かかりつけ薬剤師包括管理料を算定する場合は、かかりつけ薬剤師包括管理料の所定点数を基礎額とする