Q.バリキサの半減期は?
A.
バリキサ(バルガンシクロビル)はガンシクロビルの経口吸収性を改善したプロドラッグで、経口投与後に腸管及び肝臓のエステラーゼにより速やかに加水分解され、活性代謝物ガンシクロビルに変換されます
1)。
活性代謝物ガンシクロビルの半減期は以下の通りでした。
■サイトメガロウイルス(CMV)網膜炎を発症している後天性免疫不全症候群患者(反復投与)
2) 投与量 | 初期治療期間 | 維持治療期間 |
1回900mg1日2回 | 1回900mg1日1回 |
半減期(時間) | 2.73(n=1) | 2.95±0.438(n=6) |
平均値±標準偏差
■移植(造血幹細胞、肝、腎移植)後CMV感染及び感染症患者(反復投与)
3) 投与量 | 900(又は450)mg1日1回 |
半減期(時間) | 5.13±1.12 |
(推定クレアチニンクリアランスによる補正のため投与量を450mgに調整した腎移植患者を含む)
平均値±標準偏差
■症候性先天性CMV感染症の新生児(反復投与)
4) 投与量 | 1回16mg/kgを1日2回 |
半減期(時間) | 2.98±1.12 |
平均値±標準偏差
参考資料: |
1) |
インタビューフォーム Ⅰ.概要に関する項目 1.開発の経緯 |
|
2) |
CMV網膜炎患者での血漿中濃度(承認時評価資料)(社内資料) |
|
3) |
寺岡 慧 他:臨床医薬/26/5/00353~00370/2010 |
|
4) |
臨床薬理 VGCV-1試験、CASG112試験(承認時評価資料)(社内資料) |
[管理番号:16506]
※電子添文はこちらよりご覧いただけます
[ 2024年9月 更新 ]
「製品Q&A」は、医療関係者の皆様からよくご質問頂く事項をとりまとめたものです。
製品の適正使用に関する参考情報であり、すべての事例にあてはまるものではございません。
そのため、本Q&Aの利用に伴って生じた結果につきましては責任を負いかねますのでご了承ください。
その他のお問い合わせは、弊社くすり相談センターまたは担当MRにいただきますようお願いします。