A.
肝機能障害患者への投与について、電子化された添付文書には、以下の記載があります。
9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.3 肝機能障害患者
肝機能障害を悪化させるおそれがある。
バリキサの活性代謝物であるガンシクロビルの投与例に肝機能障害が認められており、肝機能障害のある患者では、バリキサの投与により肝機能を悪化させるおそれがあります1)。
投与後は、観察を十分行い、異常が認められた場合は、投与を中止するなど適切な処置を行ってください。
バリキサ錠の国内使用成績調査における肝胆道系障害および臨床検査の副作用発現症例率は、以下の通りでした2)。
■後天性免疫不全症候群に伴うサイトメガロウイルス感染症患者(211例):
肝障害が3例(1.4%)、肝酵素上昇が2例(0.9%)、肝機能異常、高ビリルビン血症、γ-グルタミルトランスフェラーゼ増加、血中アルカリホスファターゼ増加が各1例(0.5%)
■臓器移植におけるサイトメガロウイルス感染症患者(680例):
肝機能異常が7例(1.0%)、肝障害、肝機能検査異常、血中乳酸脱水素酵素増加、トランスアミナーゼ上昇が各1例(0.1%)
参考資料: |
1) |
インタビューフォーム Ⅷ.安全性(使用上の注意等)に関する項目 6.特定の背景を有する患者に関する注意 |
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2) |
インタビューフォーム Ⅷ.安全性(使用上の注意等)に関する項目 8.副作用 |
[管理番号:15664]
※電子添文はこちらよりご覧いただけます
[ 2024年9月 更新 ]