バフセオQ&A

Q.バフセオの長期投与により耐性を生じますか?

A.
バフセオの長期投与による耐性獲得(効果減弱)の有無については検討されていません。

バフセオの保存期慢性腎臓病患者、血液透析患者を対象とした国内第Ⅲ相検証的試験(J01試験、J03試験)では、主要評価項目である20週および24週のHb値について、ダルベポエチンアルファに対する非劣性が検証されました。また、バフセオ群、ダルベポエチンアルファ群のいずれも治療期間52週の平均Hb値の95%信頼区間は目標範囲内(保存期慢性腎臓病患者:11.0g/dL以上13.0g/dL未満、血液透析患者:10.0g/dL以上12.0g/dL未満)でした1)2)

<参考:安全性>
■保存期慢性腎臓病患者を対象とした国内第Ⅲ相検証的試験(J01試験)1)
治療期間(52週間)終了時の副作用の発現割合は、バフセオ群13.2%(20/151例)、ダルベポエチンアルファ群4.6%(7/153例)であり、主な副作用(1%以上発現)はバフセオ群で下痢4.0%(6/151例)、悪心2.0%(3/151例)、腹部不快感1.3%(2/151例)、ダルベポエチンアルファ群で高血圧1.3%(2/153例)でした。死亡を含む重篤な副作用は両群において認められませんでした。中止に至った副作用はバフセオ群で腹部不快感および倦怠感が0.7%(1/151例、同一患者)、網膜出血、胃炎、下痢が各0.7%(各1/151例)に認められました。

■血液透析患者を対象とした国内第Ⅲ相検証的試験(J03試験)2)
治療期間(52週間)終了時の副作用の発現割合は、バフセオ群11.1%(18/162例)、ダルベポエチンアルファ群3.7%(6/161例)であり、主な副作用(1%以上発現)はバフセオ群で下痢2.5%(4/162例)、悪心1.9%(3/162例)、高血圧、腹部不快感、嘔吐各1.2%(各2/162例)、ダルベポエチンアルファ群で下痢、肝機能異常各1.2%(各2/161例)でした。重篤な副作用はいずれの投与群においても認められませんでした。中止に至った副作用は、バフセオ群で薬疹が0.6%(1/162例)、冷汗および胸部不快感が0.6%(1/162例、同一患者)、ダルベポエチンアルファ群で肝機能異常が1.2%(2/161例)に認められました。副作用による死亡例は報告されませんでした。
参考資料: 1) 保存期慢性腎臓病患者を対象とした第Ⅲ相試験:検証的試験(社内資料)
2) 血液透析患者を対象とした第Ⅲ相試験:検証的試験(社内資料)

[管理番号:15971]

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