テオドールQ&A

Q.テオドールの血中濃度を測定する際の採血のタイミングは?

A.
薬効を評価し投与量を調整する際は、定常状態に達した後、服薬直前に採血してトラフ値を測定することが勧められます1)2)
一方、副作用が発現している際には、ピーク時間帯の血中濃度を確認する必要があります1)2)

【定常状態に達するまでの期間】3)
テオドール錠100mg×2錠を12時間ごとに投与したとき、6回目投与後にはほぼ定常状態に達することが示されています。

【最高血中濃度到達時間(Tmax)】
■単回経口投与時のTmax(健康成人)
・テオドール顆粒20%:5.5時間(300mg単回投与)4)※
・テオドール錠50mg:5.7時間(300mg単回投与)5)※
・テオドール錠100mg:7.2時間(200mg単回投与)3)
・テオドール錠200mg:7.0時間(200mg単回投与)3)

■連続経口投与時のTmax(テオドール錠100mg×2錠を1日2回、12時間ごとに9回連続投与)6)
・健康非高齢者:3.9時間
・健康高齢者:4.8時間

※テオドールの承認された用法及び用量は、以下の通りです。
通常、テオフィリンとして、成人1回200mgを、小児1回100~200mgを、1日2回、朝及び就寝前に経口投与する。また、気管支喘息については、テオフィリンとして成人1回400mgを、1日1回就寝前に経口投与することもできる。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
参考資料: 1) 木村 利美:MEDICAL TECHNOLOGY/36/3/00273~00276/2008
2) 宮本 昭正 他 監修:喘息治療におけるテオフィリン薬(2005年)p.99~107
3) 中島 光好 他:薬理と治療/9/1/00017~00025/1981
4) テオドール顆粒20%及び錠100mgの薬物動態に関わる資料(社内資料)
5) テオドール錠50mg及び錠100mgの薬物動態に関わる資料(社内資料)
6) テオドール錠の高齢者における薬物動態に関わる資料(社内資料)

[管理番号:5933]

※電子添文はこちらよりご覧いただけます

このQ&Aは参考になりましたか?

[ 2024年11月 更新 ]

「製品Q&A」は、医療関係者の皆様からよくご質問頂く事項をとりまとめたものです。
製品の適正使用に関する参考情報であり、すべての事例にあてはまるものではございません。
そのため、本Q&Aの利用に伴って生じた結果につきましては責任を負いかねますのでご了承ください。
その他のお問い合わせは、弊社くすり相談センターまたは担当MRにいただきますようお願いします。

テオドールQ&A一覧へ

製品Q&Aへ

くすり相談センターお問い合わせ(受付時間 9時~17時30分 土日・祝日・弊社休日を除く) 0120-753-280 0120-753-280

ID・パスワードを
お忘れの方はこちら