A.
テオフィリンのクリアランスは、肝臓での代謝速度の違いに由来して個人差が大きいとされ、肝臓の薬物代謝酵素系に変化をもたらすような因子（年齢、合併疾患、喫煙、食事内容あるいは併用薬剤など）がその変動要因として知られています1)2)。
＜クリアランスが低下（血中濃度が上昇）する要因の例＞1)3)
・年齢：6ヵ月未満の乳児、高齢者
・合併疾患：肝障害、発熱
・食事内容：高炭水化物・低蛋白食の長期摂取
・併用薬剤：シメチジン、エリスロマイシン、アロプリノール など
＜クリアランスが増大（血中濃度が低下）する要因の例＞1)3)
・喫煙
・合併疾患：甲状腺機能亢進症
・食事内容：低炭水化物・高蛋白食の長期摂取
・併用薬剤：フェノバルビタール、フェニトイン、リファンピシン など
※併用薬剤との相互作用の詳細は、最新の電子化された添付文書をご確認下さい。
| 参考資料： |
1) |
洞井由紀夫、石崎高志：PHARM MED／6／10／00055～00061／1988 |
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2) |
厚生省薬務局研究開発振興課 監修：第十三改正日本薬局方医薬品情報 p.955～958 |
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3) |
電子化された添付文書 |
［管理番号：11556］
※電子添文はこちらよりご覧いただけます
