Q.テネリアとスルホニルウレア剤を併用する場合のスルホニルウレア剤の用量や特に注意が必要な患者背景は?
A.
電子化された添付文書には、以下の記載があります。
10. 相互作用
10.2 併用注意
低血糖症状が起こるおそれがあるので、患者の状態を十分観察しながら投与すること。特に、スルホニルウレア系薬剤又はインスリン製剤と併用する場合、低血糖のリスクが増加するため、これらの薬剤の減量を検討すること。
インクレチンの適正使用に関する委員会より公表されたRecommendationでは、スルホニルウレア系薬剤で治療中の患者にDPP-4阻害剤を追加投与する場合は、スルホニルウレア系薬剤は減量が望ましいとされており、特に、高齢(65歳以上)、軽度腎機能低下(Cr 1.0mg/dl以上)あるいは両者が併存する場合は、DPP-4阻害剤追加の際にスルホニルウレア系薬剤の減量を必須とすると記載されています1)。
具体的なスルホニルウレア系薬剤の投与量については、「インクレチン関連薬の安全な使用に関するRecommendation」1)をご参照ください。
参考資料: |
1) |
日本糖尿病学会:インクレチン関連薬の安全な使用に関するRecommendation(2024年5月18日) |
[管理番号:9867]
※電子添文はこちらよりご覧いただけます
[ 2024年11月 更新 ]
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