Q.テネリアと併用注意の薬剤と、その理由は?
A.
電子化された添付文書には、以下の記載があります。
10. 相互作用
10.2 併用注意(併用に注意すること)
薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
糖尿病用薬 スルホニルウレア系薬剤 速効型インスリン分泌促進剤 α-グルコシダーゼ阻害剤 ビグアナイド系薬剤 チアゾリジン系薬剤 GLP-1受容体作動薬 SGLT2阻害剤 インスリン製剤等 | 低血糖症状が起こるおそれがあるので、患者の状態を十分観察しながら投与すること。特に、スルホニルウレア系薬剤又はインスリン製剤と併用する場合、低血糖のリスクが増加するため、これらの薬剤の減量を検討すること。 | 血糖降下作用が増強される。 |
血糖降下作用を増強する薬剤 β-遮断剤 サリチル酸剤 モノアミン酸化酵素阻害剤等 | 更に血糖が低下する可能性があるため、血糖値その他患者の状態を十分観察しながら投与すること。 | 血糖降下作用が増強される。 |
血糖降下作用を減弱する薬剤 アドレナリン 副腎皮質ホルモン 甲状腺ホルモン等 | 血糖が上昇する可能性があるため、血糖値その他患者の状態を十分観察しながら投与すること。 | 血糖降下作用が減弱される。 |
QT延長を起こすことが知られている薬剤 クラスIA抗不整脈薬 キニジン硫酸塩水和物、プロカインアミド塩酸塩等 クラスIII抗不整脈薬 アミオダロン塩酸塩、ソタロール塩酸塩等 | QT延長等が起こるおそれがある。 | これらの薬剤では単独投与でもQT延長がみられている。 |
[管理番号:9866]
※電子添文はこちらよりご覧いただけます
[ 2024年11月 更新 ]
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