Q.テネリアの過量投与時の症状と処置は?
A.
過量投与時の特有な症状と処置については情報がありません。異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行ってください1)。
なお、透析による除去について、末期腎不全患者では、血液透析によってテネリグリプチンは投与量の15.6%が除去されたとの報告があります2)。
<参考>
●低血糖
過量投与時の血中濃度の上昇に伴い低血糖が生じる可能性があります。低血糖症状が認められた場合には、糖質を含む食品を摂取するなど適切な処置を行ってください。ただし、α-グルコシダーゼ阻害剤との併用時にはブドウ糖を投与してください1)。
●QT延長
QT延長を起こすおそれがあります。海外臨床試験において本剤160mg※を1日1回投与したときにQT延長が報告されています3)。
※ テネリアの用法及び用量は、以下の通りです。
6. 用法及び用量
通常、成人にはテネリグリプチンとして20mgを1日1回経口投与する。なお、効果不十分な場合には、経過を十分に観察しながら40mg1日1回に増量することができる。
参考資料: |
1) |
電子化された添付文書 |
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2) |
テネリア錠20mg 腎機能障害者における薬物動態試験(社内資料) |
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3) |
テネリア錠20mg QTc間隔への影響試験(社内資料) |
[管理番号:9854]
※電子添文はこちらよりご覧いただけます
[ 2024年11月 更新 ]
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