A.
高齢者への投与について、電子化された添付文書には、以下の記載があります。
9.8 高齢者
減量するなど注意すること。一般に生理機能が低下している。
弊社にて高齢者にサアミオンを投与して薬物動態を検討したデータはありません。
<参考>
脳血管障害後遺症患者を対象とした用量反応探索試験※において、ニセルゴリン15mg/日を1日3回に分けて8週間服用した群には、70歳以上の症例が29例含まれていました。自覚的な副作用が2例に認められ、耳鳴りが1例、心窩部痛および食欲低下が1例(いずれも軽度)みられました1)。
※本試験には、承認外の効能又は効果、用法及び用量での使用例が一部含まれます。サアミオンの効能又は効果、用法及び用量は以下の通りです。
4. 効能又は効果
脳梗塞後遺症に伴う慢性脳循環障害による意欲低下の改善
6. 用法及び用量
ニセルゴリンとして、通常成人1日量15mgを3回に分けて経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
参考資料: |
1) |
大友 英一 他:臨床医薬/2/3/00417~00450/1986 |
[管理番号:15730]
※電子添文はこちらよりご覧いただけます