A.
効果が認められている場合は、12週を超えて継続投与されます。
ただし、保険請求時の記載事項(継続投与の必要性を記載する等)についてはメーカーから明確に回答できないため、各審査支払機関へご確認下さい。
脳循環・脳代謝改善薬は作用が緩徐であることが特徴であるため、一定期間投与を行った時点で、その効果を確認する必要があります。
電子化された添付文書(電子添文)では、投与開始後12週の時点でサアミオンの効果が認められない場合には中止するように注意喚起されています。
これは、使用成績調査の症状別改善率(自発性の低下、表情の乏しさ、不安・焦燥感、抑うつ気分、不機嫌、感情失禁)が、いずれもサアミオン投与後12週でほぼピークに達していたことに基づくものです1)。
投与期間について、電子添文には以下の記載があります。
7. 用法及び用量に関連する注意
7.1 本剤の投与期間は、臨床効果及び副作用の程度を考慮しながら慎重に決定するが、投与12週で効果が認められない場合には投与を中止すること。
参考資料: |
1) |
インタビューフォーム Ⅴ.治療に関する項目 2.用法及び用量 |
[管理番号:10910]
※電子添文はこちらよりご覧いただけます