A.
授乳婦について、電子化された添付文書には、以下の記載があります。
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。動物実験(ラット)で乳汁中へ移行することが報告されている。
【乳汁への移行性】1)
分娩後12~13日目の授乳ラットに3H-ニセルゴリン5mg/kgを経口投与したとき、乳汁中放射能は投与後4~6時間で最高濃度(1.966~2.080μg/mL)を示し、その値は母体血漿中濃度の8~22倍でした。乳児に移行した放射能は母獣に薬物を投与後6時間で最高となり、この時点での乳児1匹あたりへの放射能移行量は母獣投与量の0.3%と推定されました。
授乳婦に投与したときの母乳への移行性や有効性・安全性について、弊社で検討した臨床データはありません。
参考資料: |
1) |
藤原 充雄 他:応用薬理/32/1/00049~00056/1986 |
[管理番号:10905]
※電子添文はこちらよりご覧いただけます