A.
過量投与時の症状について、電子化された添付文書には、以下の記載があります。
13. 過量投与
13.1 徴候、症状
一般に報告されている徴候、症状は、本剤の作用が過剰に発現したものであり、傾眠、鎮静、頻脈、低血圧、QT延長、錐体外路症状等である。
過量投与時の処置については、インタビューフォームに以下の記載があります。
Ⅷ.安全性(使用上の注意等)に関する項目
13.過量投与
処置:特別な解毒剤はないので,症状に対して一般的な対症療法を行うこと。必要に応じて,気道を確保し,酸素の供給及び換気を十分に行うこと。胃洗浄,活性炭及び緩下剤の投与等の実施を検討し,不整脈検出のための継続的な心・血管系のモニタリングを速やかに開始すること。
<参考>
・血漿蛋白結合率1):リスペリドン 約90%、9-ヒドロキシリスペリドン 約77%
・蛋白結合率が高いため透析では除去されにくいとされています2)。
参考資料: |
1) |
第17 改正 日本薬局方解説書,廣川書店 2016;C-5753 |
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2) |
平田純生 他編著:透析患者への投薬ガイドブック(改訂第2 版), じほう 2009;218 |
[管理番号:8286]
※電子添文はこちらよりご覧いただけます