A.
授乳婦への投与について、電子化された添付文書には、以下の記載があります。
9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。動物実験(ラット)で乳汁中へ移行することが報告されている。
【乳汁への移行性】1)
分娩後12~13日目の授乳ラットに14C-ビソプロロール1mg/kgを経口投与したとき、乳汁中放射能濃度は、母体血漿中濃度より高値を示しました。乳児の各組織の放射能濃度は母獣の薬物投与後3~6時間後にピークに達しました。乳汁を介して乳児に移行した放射能は、乳児1匹あたり母獣投与量の0.2%以下でした。
授乳婦に投与したときの母乳への移行性や有効性・安全性について、弊社で検討した臨床データはありません。
参考資料: |
1) |
山田 泰弘 他:薬物動態/4/2/00173~00185/1989 |
[管理番号:6379]
※電子添文はこちらよりご覧いただけます
[ 2024年11月 更新 ]