Q.メインテートのβ1受容体への選択性は?
A.
β受容体に対する親和性の比較において、ビソプロロールのイヌ心室筋(β1受容体)に対する親和性はイヌ肺(β2受容体)に比べ23倍高く1)、ラット唾液腺(β1受容体)に対する親和性はラット網状赤血球(β2受容体)に比べ75倍高く2)、いずれのデータからも高いβ1選択性が示されました。
心臓の収縮力増強や心拍数の増加にはβ受容体のうち主にβ1受容体が、気管支・血管の弛緩や糖・脂質の代謝には主にβ2受容体が、それぞれ関与します3)。
参考資料: |
1) |
Manalan AS, et al.:CIRC RES/49/2/00326~00336/1981 |
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2) |
Wellstein A, et al.:EUROPEAN HEART JOURNAL/8/S00M/00003~00008/1987 |
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3) |
荻原 俊男 他:β遮断薬のすべて 第3版(2009年)p.35~40 |
[管理番号:11079]
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[ 2024年10月 更新 ]
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