A.
末梢循環障害がある患者への投与について、電子化された添付文書には、以下の記載があります。
2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)
2.7 重度の末梢循環障害のある患者(壊疽等)[末梢血管の拡張を抑制し、症状を悪化させるおそれがある。]
9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.1 合併症・既往歴等のある患者
〈効能共通〉
9.1.4 末梢循環障害のある患者(レイノー症候群、間欠性跛行症等)
末梢血管の拡張を抑制し、症状を悪化させるおそれがある。
β遮断薬は、β2遮断作用により末梢動脈に対する収縮作用を示します。また、α受容体刺激が優位となるために末梢動脈収縮作用が増強します。このため、末梢循環障害の症状を悪化させるおそれがあります1)。
メインテートはβ1選択性が高いものの、β2受容体にも親和性を有する2)3)ことから、慎重に投与して下さい。
参考資料: |
1) |
荻原 俊男 他:β遮断薬のすべて 第3版(2009年)p.370~373 |
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2) |
Manalan AS, et al.:CIRC RES/49/2/00326~00336/1981 |
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3) |
Wellstein A, et al.:EUROPEAN HEART JOURNAL/8/S00M/00003~00008/1987 |
[管理番号:11075]
※電子添文はこちらよりご覧いただけます
[ 2024年10月 更新 ]