メインテートQ&A

Q.気管支喘息や慢性閉塞性肺疾患(COPD)の患者へのメインテートの投与は?

A.
β2遮断作用により気管支痙れん・収縮を誘発することがあるため、気管支喘息やCOPDの患者に対してはβ1非選択性β遮断薬は禁忌とされています1)

メインテートはβ1選択性が高いため禁忌とはされていませんが、β2受容体にも親和性を有する2)3)ことから、電子化された添付文書には以下の記載があり、気管支喘息、気管支痙れんのおそれのある患者について注意喚起されています。COPDの患者は「9. 特定の背景を有する患者に関する注意」に含まれていませんが、気管支喘息の患者と同様に慎重に投与して下さい。

9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.1 合併症・既往歴等のある患者
〈効能共通〉
9.1.1 気管支喘息、気管支痙れんのおそれのある患者
気管支を収縮させ、症状を発現させるおそれがある。


キーワード:気管支痙攣
参考資料: 1) 荻原 俊男 他:β遮断薬のすべて 第3版(2009年)p.370~373
2) Manalan AS, et al.:CIRC RES/49/2/00326~00336/1981
3) Wellstein A, et al.:EUROPEAN HEART JOURNAL/8/S00M/00003~00008/1987

関連するQ&Aはこちら

[管理番号:11072]

※電子添文はこちらよりご覧いただけます

このQ&Aは参考になりましたか?

[ 2024年12月 更新 ]

「製品Q&A」は、医療関係者の皆様からよくご質問頂く事項をとりまとめたものです。
製品の適正使用に関する参考情報であり、すべての事例にあてはまるものではございません。
そのため、本Q&Aの利用に伴って生じた結果につきましては責任を負いかねますのでご了承ください。
その他のお問い合わせは、弊社くすり相談センターまたは担当MRにいただきますようお願いします。

メインテートQ&A一覧へ

製品Q&Aへ

くすり相談センターお問い合わせ(受付時間 9時~17時30分 土日・祝日・弊社休日を除く) 0120-753-280 0120-753-280

ID・パスワードを
お忘れの方はこちら