A.
1回目と2回目の接種間隔がどの程度空いた場合にやり直すべきか、一般的な基準はありません。
【参考】
■厚生労働省の資料"同一ワクチンにおける接種間隔について(案)"には、以下の記載があります1)。
「一般的に推奨されている予防接種スケジュールよりも、接種間隔が開いてしまった場合でも、通常、最終的な抗体産生量が有意に減少することはないとされている。また、一般的に接種間隔が開いてしまったことで、副反応のリスクが高まるとの報告もない。」
■破傷風トキソイド接種試験で、1回目から30週後に2回目を接種した群での抗毒素価が、4週間隔で2回接種しその30週後に3回目の接種を受けた対照群と同程度に達していたとする報告を挙げ、「2回目の接種が初回接種から6カ月以上経過しても、初回接種からやり直す必要はないといえる」としている資料2)があります。
接種しなおすかは、医師と被接種者の間で相談の上で決定してください。
参考資料: |
1) |
厚生労働省:第3回予防接種・ワクチン分科会 資料3:同一ワクチンにおける接種間隔について(案) p.6
https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/0000032808.html |
|
2) |
髙山 直秀:日本医事新報//4329/00071~00076/2007 |
[管理番号:15497]
※電子添文はこちらよりご覧いただけます