A.
電子化された添付文書には、以下の記載があります。
18.薬効薬理
18.3 効果の持続
一般的には、本剤を2回接種後、4週間で感染防御に必要な抗毒素量が得られるが、経時的に抗毒素量が低下する。感染防御効果を持続(抗毒素量の維持)するためにはさらに6~12月、あるいは1年半後に3回目の追加免疫を行えば約4~5年間は免疫状態が続くとされている1)。
近年では、追加免疫後の抗体価は約10年間保持され、10年毎の追加接種で破傷風の発症防御レベルを維持できるという考え方が受け入れられています2)-4)。
追加接種の間隔は、破傷風を起こす可能性がある受傷のリスクがどの程度想定されるか、職業やスポーツの実施状況等を考慮して決定してください。
参考資料: |
1) |
海老沢 功:破傷風 第2版(2005年) p.17~24 |
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2) |
日本環境感染学会:医療関係者のためのワクチンガイドライン 第3版(2020年) p.S19~S20 |
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3) |
日本外傷学会、日本救急医学会:改訂第5版 外傷初期診療ガイドライン(2016年) p.282~283 |
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4) |
一般社団法人日本ワクチン産業協会:予防接種に関するQ&A集2023 p.164~165 Q17 |
[管理番号:1102]
※電子添文はこちらよりご覧いただけます