A.
房室ブロック、洞不全症候群がある患者への投与について、電子化された添付文書には、以下の記載があります。
2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)
2.2 2度以上の房室ブロック、洞不全症候群(持続性の洞性徐脈(50拍/分未満)、洞停止、洞房ブロック等)のある患者〔本剤の心刺激生成抑制作用、心伝導抑制作用が過度にあらわれるおそれがある。〕
9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.1 合併症・既往歴等のある患者
<錠・Rカプセル>
9.1.2 高度の徐脈(50拍/分未満)又は1度の房室ブロックのある患者
心刺激生成抑制作用、心伝導抑制作用が過度にあらわれるおそれがある。
<注射用>
9.1.4 徐脈、1度の房室ブロックのある患者
心刺激生成抑制作用、心伝導抑制作用が過度にあらわれるおそれがある。
ヘルベッサーの洞結節自動能抑制作用により心拍数が減少したり、房室結節の抑制により房室伝導速度が減少することによって、房室ブロックや洞不全症候群の症状を更に悪化させ、一過性の心停止などが起こるおそれがあります1)2)。
参考資料: |
1) |
【錠】【Rカプセル】インタビューフォーム Ⅷ.安全性(使用上の注意等)に関する項目 2.禁忌内容とその理由(原則禁忌を含む) |
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2) |
【注射用】インタビューフォーム Ⅷ.安全性(使用上の注意等)に関する項目 2.禁忌内容とその理由(原則禁忌を含む) |
[管理番号:10868]
※電子添文はこちらよりご覧いただけます
[ 2024年8月 更新 ]