ジスバルQ&A

Q.CYP2D6阻害剤やCYP3A阻害剤を3種類以上併用している患者にジスバルを投与することはできますか?

A.
3種類以上を併用されている患者を想定した検討は行われていません。
弱い阻害剤であっても、多剤併用により阻害の程度が強く現れて、思わぬ有害事象が生じる可能性もありますので、多剤の併用は慎重にご判断ください。併用される場合でも、電子化された添付文書に記載の注意事項を守り患者の状態を慎重に観察して投与してください。

7. 用法及び用量に関連する注意(抜粋)
7.2 以下の患者では、活性代謝物の血漿中濃度が上昇し、QT延長等の副作用を発現するおそれがあるため、本剤の初回投与量は1日1回20mgとし、増量する場合には、1日1回40mgを超えないこと。
・遺伝的にCYP2D6の活性が欠損していることが判明している患者(Poor Metabolizer)
・中等度以上の肝機能障害患者(Child-Pugh分類クラス:B又はC)
・強いCYP2D6阻害剤(パロキセチン、キニジン等)を使用中の患者
・強いCYP3A阻害剤(イトラコナゾール、クラリスロマイシン等)を使用中の患者

7.3 以下の患者では、活性代謝物の血漿中濃度が上昇し、過度なQT延長等の副作用を発現するおそれがあるため、本剤との併用は可能な限り避けること。やむを得ず併用する場合には、1日1回20mgを投与し、増量を行わないこと。
・中程度以上のCYP2D6阻害剤と中程度以上のCYP3A阻害剤の両方を使用中の患者
・遺伝的にCYP2D6の活性が欠損していることが判明しており中程度以上のCYP3A阻害剤を使用中の患者

[管理番号:16706]

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[ 2025年4月 更新 ]

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