Q.ジスバルの電子化された添付文書におけるCYP2D6阻害剤やCYP3A阻害剤の「強い」と「中程度以上」の違い、判断基準や該当する薬剤は?
A.
臨床薬物相互作用試験において、相互作用を受けやすい基質を経口投与したとき、当該基質のAUCに阻害剤が及ぼす影響の程度に応じて判断します。AUCを5倍以上に上昇させる(CL/Fを1/5以下に減少させる)と考えられる阻害剤を「強い阻害剤」、AUCを2倍以上5倍未満に上昇させる(CL/Fを1/5から1/2以下に減少させる)と考えられる阻害剤を「中程度の阻害剤」と呼びます[1]。
「強い」と「中程度」に該当する薬剤は、適正使用ガイド別冊 主な薬物相互作用一覧をご覧ください[2]。
但し、本一覧で全ての阻害剤を網羅しているものではありません。
| 参考資料: |
[1] |
「医薬品開発と適正な情報提供のための薬物相互作用ガイドライン」について 薬生薬審発0723第6号 平成30年7月23日
https://www.pmda.go.jp/files/000225191.pdf |
|
[2] |
適正使用ガイド 別冊 主な薬物相互作用一覧 |
[管理番号:16680]
※電子添文はこちらよりご覧いただけます
[ 2025年10月 更新 ]
「製品Q&A」は、医療関係者の皆様からよくご質問頂く事項をとりまとめたものです。
製品の適正使用に関する参考情報であり、すべての事例にあてはまるものではございません。
そのため、本Q&Aの利用に伴って生じた結果につきましては責任を負いかねますのでご了承ください。
その他のお問い合わせは、弊社くすり相談センターまたは担当MRにいただきますようお願いします。