A.
通常、1日1回40mg投与から開始し、症状により適宜増減してください(ただし、1日1回80mgを超えないこと)。増量は、忍容性が確認され、効果不十分な場合にのみ検討し、1週間以上の間隔をあけて行ってください1)。
ただし、電子化された添付文書(電子添文)上、初回投与量を1日1回20mgとし、増量してはならない又は増量する際は40mgまでとしなければならない場合があることに留意してください1)。
なお、何mgずつ増量・減量するかについて、規定はありません。
患者の症状等に応じて、医師にご判断頂くようお願いします。
【可能な限り投与を避け、やむを得ず投与する場合は1日1回20mgで開始し増量は行わない患者(電子添文 7.3項)】
・中程度以上のCYP2D6阻害剤と中程度以上のCYP3A阻害剤の両方を使用中の患者
・遺伝的にCYP2D6の活性が欠損していることが判明しており中程度以上のCYP3A阻害剤を使用中の患者
【1日1回20mgで開始し、増量する場合は1日1回40mgまでの患者(電子添文 7.2項)】
・遺伝的にCYP2D6の活性が欠損していることが判明している患者(Poor Metabolizer)(中程度以上のCYP3A阻害剤を使用する場合は除く)
・中等度以上の肝機能障害患者(Child-Pugh分類クラス:B又はC)
・強いCYP2D6阻害剤(パロキセチン、キニジン等)を使用中の患者(中程度以上のCYP3A阻害剤も併用する場合は除く)
・強いCYP3A阻害剤(イトラコナゾール、クラリスロマイシン等)を使用中の患者(中程度以上のCYP2D6阻害剤も併用する場合は除く)
[管理番号:16666]
※電子添文はこちらよりご覧いただけます
[ 2025年4月 更新 ]