Q.ジスバルの効果判定時期の目安は?
A.
効果発現には個人差があるため、効果の判定時期を一律で定めることはできません。
国内第Ⅱ/Ⅲ相試験⼆重盲検期のAIMS合計スコア(中央評価)のベースラインからの変化量[主要評価項目:主解析](検証的な解析項目)において、ジスバル投与6週後に、プラセボ群に対するジスバル40mg群及びジスバル80mg群の優越性が検証されました
1)。
投与6週後のAIMS合計スコアのベースラインからの変化量 | 投与前 | 投与6週後の 変化量 | プラセボとの 変化量の差 | p値 (MMRM) |
プラセボ群 | 8.0±4.2 (n=84) | -0.1[-0.8, 0.5] (n=80) | ー | ー |
ジスバル 40mg群 | 7.7±3.8 (n=83) | -2.3[-3.0,-1.7] (n=68) | -2.2[-3.0, -1.3] | <0.001 |
ジスバル 80mg群 | 7.4±4.3 (n=82) | -3.7[-4.4, -3.0] (n=57) | -3.6[-4.5, -2.6] | <0.001 |
投与前:平均値±標準偏差
投与6週後の変化量及びプラセボとの変化量の差:最小二乗平均、[ ]は両側95%信頼区間
p値:vs. プラセボ群、ベースラインを共変量としたMMRM
※ジスバルの用法及び用量、ならびに用法及び用量に関連する注意は、以下の通りです。
6. 用法及び用量通常、成人にはバルベナジンとして1日1回40mgを経口投与する。なお、症状により適宜増減するが、1日1回80mgを超えないこととする。
7. 用法及び用量に関連する注意(抜粋)
7.1 1日1回40mgを1週間以上投与し、忍容性が確認され、効果不十分な場合にのみ増量を検討すること。また、本剤の投与量は必要最小限となるよう、患者ごとに慎重に観察しながら調節すること。
参考資料: |
1) |
遅発性ジスキネジア患者を対象とした国内第Ⅱ/Ⅲ相試験(社内資料)(承認時評価資料) |
[管理番号:16648]
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[ 2023年11月 更新 ]
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