A.
授乳婦への投与について、電子化された添付文書(電子添文)には、以下の記載があります。
9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.6 授乳婦
授乳を避けさせること。ヒト母乳中へ移行し、哺乳中の児に体重増加不良があらわれることがある。また、他のベンゾジアゼピン系薬剤(ジアゼパム)で哺乳中の児に嗜眠、体重減少等を起こすことが報告されており、また黄疸を増強する可能性がある。
デパスを授乳婦に投与したときの母乳への移行性について弊社で検討した臨床データはありませんが、デパスの動物実験で母乳中への移行及び乳汁を介した児への移行が確認されていること1)、また、デパス投与との関連性が否定できない新生児の体重増加不良が報告されていることから、電子添文の注意喚起を設定しました2)。
参考資料: |
1) |
加藤 安之 他:応用薬理/17/6/00913~00921/1979 |
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2) |
インタビューフォーム Ⅷ.安全性(使用上の注意等)に関する項目 6.特定の背景を有する患者に関する注意 |
[管理番号:3837]
※電子添文はこちらよりご覧いただけます
[ 2025年2月 更新 ]