Q.デパス錠の無包装状態での安定性は?
A.
試験成績は以下のとおりです。
本試験成績は、外観や含量等の変化を調べた結果であり、人へ投与した場合の安全性等を確認したものではありません。
<デパス錠0.25mg>1) | 保存条件 | 保存形態 | 保存期間 | 結果 |
温度 | 40℃、75%RH | 褐色ガラス瓶 (気密) | 3箇月 | 変化なし |
湿度 | 30℃、75%RH | 褐色ガラス瓶 (開放) | 3箇月 | 硬度が低下したが、他の試験項目は変化なし。 |
光 | D65蛍光ランプ 25℃、60%RH | 透明ガラス瓶 (気密) | 120万 lx・hr | 硬度がわずかに低下したが、他の試験項目は変化なし。 |
試験項目:外観、硬度、溶出試験、含量
※デパス錠0.25mgの分包について検討したデータはありません。
<デパス錠0.5mg>1) | 保存条件 | 保存形態 | 保存期間 | 結果 |
温度 | 40℃、60%RH以下 | 着色ガラス容器 (密栓) | 3箇月 | 含量がわずかに減少(規格内)したが、他の項目は変化なし。 |
グラシン分包 | 3箇月 | 含量がわずかに減少(規格内)し硬度が低下したが、他の項目は変化なし。 |
湿度 | 30℃、75%RH | ガラスシャーレ (開放) | 3箇月 | 硬度が低下したが、他の項目は変化なし。 |
グラシン分包 | 3箇月 | 硬度が低下したが、他の項目は変化なし。 |
光 | D65蛍光ランプ 1,000lx 25℃、60%RH | ガラスシャーレ (ポリ塩化ビニリデン フィルムで覆う) | 120万 lx・hr | 含量が減少(規格内)したが、他の項目は変化なし。 |
グラシン分包 | 60万 lx・hr | 変化なし |
試験項目:性状、色差、吸湿率、硬度、溶出試験、含量
<デパス錠1mg>1) | 保存条件 | 保存形態 | 保存期間 | 結果 |
温度 | 40℃、60%RH以下 | 着色ガラス容器 (密栓) | 3箇月 | 変化なし |
グラシン分包 | 3箇月 | 硬度が低下したが、他の項目は変化なし。 |
湿度 | 30℃、75%RH | ガラスシャーレ (開放) | 3箇月 | 硬度が低下したが、他の項目は変化なし。 |
グラシン分包 | 3箇月 | 硬度が低下したが、他の項目は変化なし。 |
光 | D65蛍光ランプ 1,000lx 25℃、60%RH | ガラスシャーレ (ポリ塩化ビニリデン フィルムで覆う) | 120万 lx・hr | 含量がわずかに減少(規格内)し硬度が低下したが、他の項目は変化なし。 |
グラシン分包 | 60万 lx・hr | 硬度が低下したが、他の項目は変化なし。 |
試験項目:性状、色差、吸湿率、硬度、溶出試験、含量
キーワード:一包化、分包、開封後、裸状態
参考資料: |
1) |
インタビューフォーム Ⅳ.製剤に関する項目 4.製剤の各種条件下における安定性 「苛酷試験」 |
[管理番号:15772]
※電子添文はこちらよりご覧いただけます
[ 2022年4月 更新 ]
「製品Q&A」は、医療関係者の皆様からよくご質問頂く事項をとりまとめたものです。
製品の適正使用に関する参考情報であり、すべての事例にあてはまるものではございません。
そのため、本Q&Aの利用に伴って生じた結果につきましては責任を負いかねますのでご了承ください。
その他のお問い合わせは、弊社くすり相談センターまたは担当MRにいただきますようお願いします。