A.
高齢者への投与について、電子化された添付文書には、以下の記載があります。
9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.8 高齢者
少量から投与を開始するなど慎重に投与すること。運動失調等の副作用が発現しやすい。
また、デパスの用法及び用量は、高齢者には、エチゾラムとして1日1.5mgまでとされています。
高齢者では、一般に生理機能が低下していること、ベンゾジアゼピン系薬剤の投与により運動や認知に関する能力が低下するとの報告があることから、ベンゾジアゼピン系薬剤共通で注意喚起されています1)。
デパスの使用成績調査における副作用を年齢別に解析した結果、高齢者では副作用発現頻度が高い傾向がみられましたが、ふらつき、眠気等の主作用に関係する一過性の副作用がほとんどでした1)。
なお、高齢者とは一般的に65歳以上をさします2)。
参考資料: |
1) |
インタビューフォーム Ⅷ.安全性(使用上の注意等)に関する項目 6.特定の背景を有する患者に関する注意 |
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2) |
ICH(医薬品規制調和国際会議):高齢者に使用される医薬品の臨床評価法に関するガイドライン(1993年) |
[管理番号:15729]
※電子添文はこちらよりご覧いただけます
[ 2025年2月 更新 ]