A.
                      糖尿病患者への投与について、電子化された添付文書には、以下の記載があります。
9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.1 合併症・既往歴等のある患者
9.1.3 糖尿病の患者
アルコール性低血糖を起こしやすい。
アルコールはADHにより酸化されアセトアルデヒドとなり、さらにacetoaldehyde dehydrogenaseの働きによりアセテートとなりますが、この際、補酵素のNADがNADHへと変換し、肝でこれが過剰に産生されNADH/NAD比が上昇するため糖新生系が抑制されます。そのため、糖尿病の患者では、アルコール性低血糖を起こしやすいとされています1)。
                     
                    
                      
                        
                            
                            | 参考資料: | 
                            1) | 
                            丸山 博 他:医学のあゆみ/154/13/00842~00846/1990 | 
                          
                          
                      
                     
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                    ※電子添文はこちらよりご覧いただけます
                    
                    [ 2024年4月 更新 ]