Q.カナリアとスルホニルウレア剤を併用する場合のスルホニルウレア剤の用量や特に注意が必要な患者背景は?
A.
電子化された添付文書 10.2併用注意に「低血糖症状が起こるおそれがあるので、患者の状態を十分観察しながら投与すること。特に、インスリン製剤、スルホニルウレア剤又は速効型インスリン分泌促進薬と併用する場合、低血糖のリスクが増加するため、これらの薬剤の減量を検討すること。」との記載があります。
有効成分であるテネリグリプチンに関して、インクレチンの適正使用に関する委員会より公表されたRecommendationでは、スルホニルウレア系薬剤で治療中の患者にDPP-4阻害剤を追加投与する場合は、スルホニルウレア系薬剤は減量が望ましいとされており、特に、高齢(65歳以上)、軽度腎機能低下(Cr 1.0mg/dl以上)あるいは両者が併存する場合は、DPP-4阻害剤追加の際にスルホニルウレア系薬剤の減量を必須とすると記載されています1)。
具体的なスルホニルウレア系薬剤の投与量については、Recommendation1)をご参照ください。
参考資料: |
1) |
インクレチン(GLP-1受容体作動薬とDPP-4阻害薬)の適正使用に関する委員会:「インクレチン(GLP-1受容体作動薬とDPP-4阻害薬)の適正使用に関する委員会」から(2011年9月29日修正)http://www.fa.kyorin.co.jp/jds/uploads/photos/797.pdf |
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[ 2024年10月 更新 ]
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