Q.バフセオ投与中の血栓塞栓症の症状と対処法は?
A.
バフセオ投与中に、重篤な血栓塞栓症があらわれるおそれがあります。バフセオの投与開始前に、脳梗塞、心筋梗塞、肺塞栓等の合併症および既往歴の有無等を含めた血栓塞栓症のリスクを評価した上で、投与の可否を慎重に判断して下さい
1)。
閉塞部位によって以下のような症状が発現しますので
2)、バフセオ投与中は、患者の状態を十分に観察し、血栓塞栓症が疑われる場合には速やかに医療機関を受診するよう患者に指導して下さい
1)。
■脳梗塞:手足の麻痺、しびれ、脱力、呂律がまわらない、複視、霧視、盲点が拡大する、吐き気、嘔吐、頭痛 など
■シャント閉塞:シャント音の消失、血栓部位の腫れや強い痛み、熱感 など
■急性心筋梗塞:胸の痛み、不整脈、心不全症状(動悸、息切れ、呼吸困難、チアノーゼ、冷汗、下半身のむくみなど) など
■肺塞栓症:胸の痛み、突然の息切れ、呼吸困難、血痰、喀血、意識消失(失神) など
対処法については、
適正使用ガイド2)をご確認下さい。
参考資料: |
1) |
電子化された添付文書 |
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2) |
適正使用ガイド 血栓塞栓症の症状と対策 |
[管理番号:16310]
※電子添文はこちらよりご覧いただけます
[ 2024年9月 更新 ]
「製品Q&A」は、医療関係者の皆様からよくご質問頂く事項をとりまとめたものです。
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