A.
腎機能障害患者・透析患者への投与について、電子化された添付文書(電子添文)上は特に注意喚起されていません。
弊社にて腎機能障害患者・透析患者にウルソを投与して薬物動態等を検討したデータはありません。
<参考>
ウルソデオキシコール酸は吸収された後、その大部分が肝臓に取り込まれ、主にグリシン抱合された後、腸肝循環を繰り返し体内から徐々に糞便中に排泄されます[1]。
一部は尿中へ排泄されますが、健康成人6例を対象にウルソを1回400mg、1日3回※毎食後7日間反復経口投与したときの6日目の累積尿中排泄率は1.1%でした[2]。
※ウルソの承認された用法及び用量は、1回50mgを1日3回経口投与または1日600mgを3回に分割経口投与です。用法及び用量については電子添文をご確認ください。
参考資料: |
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インタビューフォーム Ⅶ.薬物動態に関する項目 6.代謝 |
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[2] |
永松 信哉 他:薬理と治療/25/6/01637~01651/1997 |
[管理番号:10522]
※電子添文はこちらよりご覧いただけます
[ 2025年7月 更新 ]