トプシムQ&A

Q.トプシムローションについて「容器から出てこない」と患者から言われましたが、何故ですか?

A.
高温状態(車内、直射日光下での保管等)にさらされると、トプシムローションの基剤が分離、固化して容器から出なくなることがあります。

患者が薬剤を持ち帰り自宅等に保管する際、高温を避け、貯法に従って室温(1~30℃)に保管するようご指導下さい。
(弊社では、夏季取り扱いの注意喚起のための患者向け資材1)を作成しております。)
また、一度変化を起こした製剤の使用は避けて下さい。基剤が分離すると主薬の均一性が損なわれることがあり、一度分離したものは、再固化・再分散しても主薬の分散性が悪化していることがあります。

【トプシムローションの高温状態での性状変化】
40℃では、6箇月間の保存で性状に異常は認められませんでした2)。45℃以上の場合、1時間以上保存すると基剤が分離し、その検体を室温に戻すと、分離成分の凝固が認められました3)
参考資料: 1) 患者用資材「高温注意患者シート」
2) インタビューフォーム Ⅳ.製剤に関する項目 5.製剤の各種条件下における安定性
3) トプシムローション 安定性試験結果(社内資料)

[管理番号:16319]

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[ 2024年4月 更新 ]

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