A.
適応症や有効成分(フルオシノニド)とその濃度(0.05%)は同じですが、基剤の種類が異なります。
・トプシムクリームの基剤:水を含有しないFAPG基剤[脂肪族アルコールとプロピレングリコールを主体とするリオゲル基剤(親水性基剤)]1)
・トプシムEクリームの基剤:水中油型(O/W型)の乳剤性基剤2)
トプシムクリームは、FAPG基剤の吸湿性により、角質層表面の水分を吸収して皮膚を乾燥させる傾向の特性があります3)。
トプシムEクリームは、水と適度の油分を含ませることによって皮膚の乾燥を防ぎ、乾燥性疾患にも用いられるよう調整されています4)。「E」はEmollient(皮膚を柔軟にする作用)を意味します5)。
参考資料: |
1) |
【クリーム、軟膏】インタビューフォーム Ⅳ.製剤に関する項目 1.剤形 |
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2) |
【Eクリーム】インタビューフォーム Ⅳ.製剤に関する項目 1.剤形 |
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3) |
山本 將文:薬局/53/11/02664~02672/2002 |
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4) |
渡辺 靖 他:西日本皮膚科/43/4/00632~00642/1981 |
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5) |
塩寺 茂:薬局/46/9/01373~01388/1995 |
[管理番号:11285]
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[ 2023年10月 更新 ]