A.
電子化された添付文書(電子添文)上、カフェイン含有飲料(コーヒー等)との相互作用については特に注意喚起されていません。
しかし、カフェインを含む他のキサンチン系薬剤は代謝の拮抗によりクリアランスが低下する他、中枢神経系が過度に刺激されて胃腸症状、頻脈、不眠等の副作用が現れることがあることから1)、電子添文上の併用注意に該当します。
健康成人を対象として、テオフィリンの薬物動態へのカフェイン飲料の影響を検討した報告があります。
インスタントコーヒー2~7杯(カフェイン120〜180mgから420〜630mgを含む)飲用時および非飲用時にアミノフィリン400mg(テオフィリン340mgに相当)を経口投与したところ、非飲用時と比較して、飲用時にはテオフィリンの半減期が32%延長し、全身クリアランスが23%低下しました2)。
参考資料: |
1) |
木津 純子:小児内科/36/5/00753〜00758/2004 |
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2) |
Sato J, et al.:EUR J CLIN PHARMACOL/44/3/00295~00298/1993 |
[管理番号:5931]
※電子添文はこちらよりご覧いただけます
[ 2024年11月 更新 ]