A.
腎機能障害患者への投与について、電子化された添付文書には、以下の記載があります。
9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.2 腎機能障害患者
本剤の血漿中濃度を上昇させることがある。また、高い血漿中濃度が持続するおそれがある。
腎機能障害のある患者には、低用量(例えば1回量5mg)から投与するなど慎重に投与し、異常が認められた場合は減量、休薬するなど適切な処置を行ってください1)。
タリオンは主に尿中に未変化体として排泄されます2)。
腎機能障害患者(クレアチニンクリアランス:6~70mL/分)にタリオン錠5mgを単回経口投与した場合、腎機能正常者と比較して、腎機能障害患者ではCmax及びAUCの上昇がみられました。腎機能障害患者に反復経口投与したときの定常状態における最高血漿中濃度は腎機能正常者に比べ1.2~1.8倍に増加することが予測されました2)。
キーワード:腎障害
参考資料: |
1) |
電子化された添付文書 |
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2) |
川島 一剛 他:臨床医薬/19/6/00637~00648/2003 |
[管理番号:6320]
※電子添文はこちらよりご覧いただけます
[ 2024年1月 更新 ]