Q.タナトリルは食事の影響を受けますか?
A.
電子化された添付文書では服薬タイミングは設定されていないため、患者のコンプライアンスを考慮して服薬時期を指示して下さい。
健康成人8例にタナトリル錠10mg×1錠を絶食時および食後に単回経口投与したときの薬物動態パラメータは、下表の通りでした(平均値±S.E.)。絶食時と比較して、食後におけるイミダプリル(未変化体)およびイミダプリラート(活性代謝物)のAUC
∞は、それぞれ26.7%および26.9%低下しました
1)。
| Cmax (ng/mL) | Tmax (hr) | AUC∞ (ng・hr/mL) | T1/2 (hr) |
絶食時 | イミダプリル | 36.1±3.7 | 2.4±0.4 | 171.0±15.2 | 1.94±0.3 |
イミダプリラート | 18.6±2.6 | 7.3±0.4 | 219.5±31.6 | 5.83±0.4 |
食後 | イミダプリル | 34.3±3.8 | 2.5±0.3 | 125.4±11.9 | 1.78±0.21 |
イミダプリラート | 12.0±1.2 | 8.0±0.7 | 160.4±15.4 | 6.85±0.35 |
参考資料: |
1) |
早川 謙一 他:田辺製薬研究報告(1993年)p.83~92 |
[管理番号:6157]
※電子添文はこちらよりご覧いただけます
「製品Q&A」は、医療関係者の皆様からよくご質問頂く事項をとりまとめたものです。
製品の適正使用に関する参考情報であり、すべての事例にあてはまるものではございません。
そのため、本Q&Aの利用に伴って生じた結果につきましては責任を負いかねますのでご了承ください。
その他のお問い合わせは、弊社くすり相談センターまたは担当MRにいただきますようお願いします。