A.
糖尿病患者(他の降圧治療を行ってもなお血圧のコントロールが著しく不良の患者を除く)におけるアリスキレンフマル酸塩との併用は禁忌です。非致死性脳卒中、腎機能障害、高カリウム血症及び低血圧のリスク増加が報告されているため、併用は避けて下さい1)。
糖尿病患者以外においては、アリスキレンフマル酸塩は併用注意に当たります1)。
直接的レニン阻害剤であるアリスキレンフマル酸塩とアンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害剤であるタナトリルの併用によりレニン・アンジオテンシン阻害作用が増強され、腎機能障害、高カリウム血症および低血圧を起こすおそれがあるため、腎機能、血清カリウム値、血圧を十分に観察して下さい1)。
なお、eGFRが60mL/min/1.73m2未満の腎機能障害のある患者の場合は、治療上やむを得ないと判断される場合を除き、アリスキレンフマル酸塩との併用は避けて下さい1)。
[管理番号:10944]
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