Q.クローン病・潰瘍性大腸炎に対するステラーラ®の作用機序は?
                  
                    
                      A.
                      クローン病及び潰瘍性大腸炎の発症にはいずれもIL-12/23経路が関与しています[1]。クローン病及び潰瘍性大腸炎では腸の抗原提示細胞によるIL-12及びIL-23の分泌が増加しており[2,3]、IL-12及びIL-23はTNFの産生を促進し、クローン病及び潰瘍性大腸炎に大きく関与していると考えられています。
ステラーラ
®はIL-12及びIL-23の共通構成タンパクであるIL-12/23 p40に結合し、IL-12及びIL-23の各受容体への結合を阻害することにより、CD4陽性ナイーブT細胞からヘルパーT細胞1(Th1)への分化及びヘルパーT細胞17(Th17)の分化活性化を抑制します[4]。その結果、Th1及びTh17の生理活性が抑制され、症状を改善すると考えられています。

(図は総合製品情報概要より抜粋) 
 
                     
                    
                      
                        
                            
                            | 参考資料: | 
                            [1] | 
                            van Beelen Granlund A, et al.:PLOS ONE/8/2/00001~00013/2013  | 
                          
                            
                             | 
                            [2] | 
                            Monteleone G, et al.:GASTROENTEROLOGY/112/4/01169~01178/1997  | 
                          
                            
                             | 
                            [3] | 
                            Liu Z, et al.:J LEUKOC BIOL/89/4/00597~00606/2011  | 
                          
                            
                             | 
                            [4] | 
                            社内資料:ウステキヌマブ非臨床試験-薬理試験 | 
                          
                          
                      
                     
                    [管理番号:17080]
                    ※電子添文はこちらよりご覧いただけます
                    
                    [ 2025年7月 更新 ]
                   
                  
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