A.
オートインジェクターを用いる場合は、上腕部には投与しないでください。
投与可能な部位は、腹部または大腿部のいずれかです。皮下脂肪の薄い部位を避けて皮下に注射が可能となる部位を選び、皮下脂肪が少ない(痩せた)患者では、大腿部は避けて腹部へ投与してください1)。
過去にオートインジェクターによる投与を上腕部に受けた患者で、投与時に針の先端が骨等の固い組織に接触して針先が曲がり、注射部位から抜けにくくなった事例が報告されています2)。
もし誤って上腕部に投与してしまっても、投与完了後に特に問題がみられなければ処置等は必要ありません。ただし、問題が生じなかったとしても、次回以降の投与においては腹部または大腿部を選択して投与してください。
なお、皮下注シリンジを用いる場合は、上腕部に投与することが可能です。
※電子化された添付文書
14. 適用上の注意
14.3 薬剤投与時の注意
<シリンジ>
14.3.1 投与は、上腕部、腹部又は大腿部を選ぶこと。
<オートインジェクター>
14.3.2 投与は、腹部又は大腿部を選ぶこと。
<製剤共通>
14.3.3 同一箇所へ繰り返し注射することは避けること。
参考資料: |
1) |
インタビューフォーム Ⅷ. 安全性(使用上の注意等)に関する項目 11. 適用上の注意 |
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2) |
注意事項等情報改訂のお知らせ(2023年9月) |
[管理番号:17261]
※電子添文はこちらよりご覧いただけます
[ 2024年9月 更新 ]