Q.高齢者へのシンポニー®の投与は?
A.
電子化された添付文書 9.8 高齢者に「感染症等の副作用の発現に留意し、十分な観察を行うこと。一般に生理機能(免疫機能等)が低下している。」と記載されています。
関節リウマチを対象とした海外3試験(GO-FORWARD試験、GO-BEFORE試験、GO-AFTER試験)の統合解析(16週まで)において、65歳未満、65歳以上、75歳以上の有害事象発現割合は下表の通りでした
1)。
・65歳未満 | プラセボ群 | シンポニー®群 |
有害事象 | 242/378例(64.0%) | 637/957例(66.6%) |
重篤な有害事象 | 17/378例(4.5%) | 41/957例(4.3%) |
重篤な感染症 | 3/378例(0.8%) | 16/957例(1.7%) |
・65歳以上 | プラセボ群 | シンポニー®群 |
有害事象 | 48/71例(67.6%) | 86/132例(65.2%) |
重篤な有害事象 | 4/71例(5.6%) | 7/132例(5.3%) |
重篤な感染症 | 2/71例(2.8%) | 5/132例(3.8%) |
・75歳以上 | プラセボ群 | シンポニー®群 |
有害事象 | 12/22例(54.5%) | 16/20例(80.0%) |
重篤な有害事象 | 1/22例(4.5%) | 3/20例(15.0%) |
重篤な感染症 | 1/22例(4.5%) | 1/20例(5.0%) |
一般に、高齢者では生理機能(免疫機能等)が低下していることにより、副作用が発現しやすくなることが考えられるため、患者の状態を十分に観察し、慎重に投与してください
2)。
参考資料: |
1) |
社内資料 |
|
2) |
インタビューフォーム Ⅷ. 安全性(使用上の注意等)に関する項目 6. 特定の背景を有する患者に関する注意 |
[管理番号:16871]
※電子添文はこちらよりご覧いただけます
[ 2024年9月 更新 ]
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