Q.リスペリドンOD錠の無包装状態での安定性は?
A.
試験成績は以下の通りです。
本試験成績は、外観や含量等の変化を調べた結果であり、人へ投与した場合の安全性等を確認したものではありません。
<リスペリドンOD錠0.5mg「ヨシトミ」>1) 保存条件 | 保存形態 | 保存期間 | 結果 |
40℃、遮光 | 気密容器 | 3箇月 | 変化なし |
25℃、75%RH 遮光 | 開放 | 3箇月 | 硬度の低下(3.0kg→1.6kg)が認められたが、他の項目では変化なし。 |
1,000lx、室温 | 開放 | 60万 lx・hr | 硬度の低下(2.9kg→1.4kg)が認められたが、他の項目では変化なし。 |
試験項目:性状、硬度、純度試験、崩壊性、定量値、溶出性
<リスペリドンOD錠1mg「ヨシトミ」>1) 保存条件 | 保存形態 | 保存期間 | 結果 |
40℃、遮光 | 気密容器 | 3箇月 | 変化なし |
25℃、75%RH 遮光 | 開放 | 3箇月 | 変化なし |
1,000lx、室温 | 開放 | 60万 lx・hr | 類縁物質の増加が認められたが、他の項目では変化なし。 |
試験項目:性状、硬度、純度試験、崩壊性、定量値、溶出性
<リスペリドンOD錠2mg「ヨシトミ」、3mg「ヨシトミ」共通>1) 保存条件 | 保存形態 | 保存期間 | 結果 |
40℃、遮光 | 気密容器 | 3箇月 | 変化なし |
25℃、75%RH 遮光 | 開放 | 3箇月 | 変化なし |
1,000lx、室温 | 開放 | 60万 lx・hr | 変化なし |
試験項目:性状、硬度、純度試験、崩壊性、定量値、溶出性
なお、他剤との一包化について検討したデータはございません。
OD錠0.5mgについては、バラ包装を発売しておらず、25℃・75%RHの保存条件において硬度の低下がみられているため、一包化はお勧めできません。
キーワード:分包、開封後、裸状態
参考資料: |
1) |
インタビューフォーム Ⅳ.製剤に関する項目 6.製剤の各種条件下における安定性 |
[管理番号:10563]
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[ 2024年7月 更新 ]
「製品Q&A」は、医療関係者の皆様からよくご質問頂く事項をとりまとめたものです。
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