A.
電子化された添付文書上は、他の抗ヒスタミン薬との併用に関する制限はありません。
ただし、同種同効薬の重複処方として保険請求の際に査定を受けるおそれがあります。保険での取扱いについては、必要に応じて審査支払機関への確認をお願いいたします。
【参考】
メーカーとして併用を推奨するものではありませんが、「蕁麻疹診療ガイドライン2018」には、以下の記載があります1)。
・抗ヒスタミン薬の効果には個人差があり、一種類の抗ヒスタミン薬で十分な効果が得られない場合でも、他に1~2種類の抗ヒスタミン薬に変更、追加、または通常量である程度効果の得られた抗ヒスタミン薬を増量することで効果を期待し得る。
・慢性蕁麻疹の症状の制御に関して、国際ガイドライン(EAACI/GA²LEN/EDF/WAOガイドライン)では他剤の追加よりも単剤の増量が推奨されている。
参考資料: |
1) |
日本皮膚科学会:日皮会誌/128/12/02503~02624/2018 |
[管理番号:14331]
※電子添文はこちらよりご覧いただけます
[ 2023年12月 更新 ]